「何があったというのです、騒々しい……」
「うっ……やっぱり何度見てもその格好はびっくりしちゃうよ……
というわけで、いまからきみを元の姿に戻すよ!」
「ア、アティルくん?」
「安心して!節分とバレンタインデーを経た
いまのイマジオンくんならこの魔法に耐えられるはず!
☆$%●И*□◎~★☆」
「ぐっ!?ち、力が……抜けて……」
「☆$%●И*□◎~★☆」
「うわああああ~~~~~……」
「…………」
「ふぅ~~大成功!
おーいイマジオンくん!大丈夫?」
「…う……アティルくん?
……………!!!」
「わわっ!
どうしたの?急に起き上がって……」
「今日は、何月何日!?」
「今日は2月24日だよ。
うっかりしてきみが主役になれそうな2月22日の『猫の日』を
スルーしちゃったから声を掛けにきたんだよ~」
「2月24日…節分もバレンタインも、いつの間にか終わってる……
おいらはいったい何を……」
「イ、イマジオンくん、もしかして忘れちゃったの!?
節分で豆を飲むように食べたことも
家を一周するほどの恵方巻きを食べたことも……
バレンタインデーなんて、ボクらが埋もれちゃうほどの
チョコレートを一晩で食べてたじゃない!!」
「そ、そんな~~何も思い出せないよ~」
「ごっごめんよイマジオンくん!」
「ほ、ほら今日のためにボクお魚持ってきたんだ!
これ食べて元気出してよ!
あ!猫の日用の猫耳着ける?」
「わあ…ありがとうアティルくん
あと、おいら一応ネコ科だよ……」
元に戻れてよかったね、イマジオン……!!
つづく!!!!!