「イマジオンくん！イマジオンくん！」
「そんなに慌ててどうしたんだい、アティルくん」
「こんなところでなにしてるの？はやく病院にいかなくちゃ！」
「ええっ病院！？で、でもおいら悪いところなんてどこにもないよ！」
「それにおいら･･･病院は嫌いだし･･･」
「違うよイマジオンくん！
今日は 健康診断 の日じゃないか！」
「･･････」
「ハッ！そ、そうだった！！」
「もう社員のみんなは行っちゃったよ！ボクたちも急がなきゃ！」
「ま、待ってよアティルく～ん！」
「ねえねえ、アティルくん！」
「どうしたの、イマジオンくん？なんだかご機嫌だね？」
「ふふふ、おいらまた身長が少し大きくなってたんだ～♪まだまだ育ち盛りってことだね！」
「･･･へぇ～」
「アティルくんはどうだった？」
「･･･ボ、ボクのことよりイマジオンくん！キミ、体重はどうだったの？」
「ギクッ」
「なんだか最近、おやつの量が多かったような気がするんだけど･･･」
「ギクギクッ」
「お正月にも、山ほどお餅を食べて、ひたすら寝正月してたよね」
「い、いや、あれはどちらかというとアティルくんのほうが･･･！」
「これから少しおやつの量を減らしたほうがいいんじゃないかなあ」
「ああ～っ、そ、それだけは～っ！」
（やっぱり増えてたんだね、イマジオンくん･･･）
「身長、体重、聴力、視力･･･これで一通り終わったかな？」
「待ってイマジオンくん！まだなにかあるみたいだよ
次の種目は･･･」
「種目！？」
「50m走だって！」
「ご、50m走！？」
「ほら、スタートラインに並ばなきゃ！」
「ええ！？待ってよアティルくん！こ、これって本当に健康診断なのかい･･･！？」
「いくよ、イマジオンくん、よーい･････････ドン！！！」
「わわっ･･･ちょっとアティルくん･･･！」
「で、でもおいらライオンだし！走るのならアティルくんには負けないぞ！」
「･････････ってアティルくん！また！？箒はずるいよ～！待って～～！！」
つづく！
